日本にはさまざまな漬物がありますが、大根の漬物は人気漬物の一つです。大根の漬物は、たくあんと言ったり、べったら漬けと言ったりします。
大根の漬物は、箸休めにもなりますし、日持ちもします。お弁当の隙間埋めにも最適です。市販のものだけでなく、自分で作ってみるのも良いところ。
今回は、大根を漬物にするレシピをご紹介します。
大根の漬物のことを何と言う?
大根の漬物のことを、沢庵(たくあん)と言います。沢庵の由来については下のページで詳しく説明しています。
沢庵とは?
生の大根を干して、塩とぬか床で漬け、押した漬物のことです。「たくあん」と呼びます。
日持ちもして、箸休めにもなるお漬物。お弁当の隙間埋めのためのおかずにも利用できますよね。
沢庵は日本全国で食べられており、さまざまなタイプの沢庵があります。主な生産地は九州や関東ですが、それぞれの地域で異なった製法で作られています。味も全然違います。
沢庵は、大根を塩と糠(ぬか)で漬けこんだものです。
沢庵の作り方
沢庵を作るのに必要な道具は下のようなものです。
漬物樽、中蓋、漬物石、ビニール袋など。
道具選びのポイント
漬物樽などは、スーパーやホームセンターなどで販売されています。漬物石は、大根の3倍程度の重量を使います。ビニール袋は石がすっぽり包めるくらいのサイズです。
作り方の手順
沢庵の作り方の手順は、だいたい下のようなものです。
- 1、干し大根の葉を切り離す
- 2、大根を軽量する
- 3、大根の重量に沿って、米ぬか、塩、砂糖の分量を決める
- 4、ボールなどに入れて混ぜ合わせる
- 5、漬物樽にビニールをつけて「糠(ぬか)」を振る
- 6、干し大根を樽の形に合わせながら、すき間を埋めて入れる
- 7、大根と糠を交互に入れて、最後に大根の葉を敷き詰める
- 8、中蓋をして漬物石をのせる
- 9、5日以上経って水が上がってきたら重しを半分くらいに
- 10、様子をみながら2〜3週間で食べごろに
沢庵の漬物のうち、べったら漬けとはどういったものでしょうか。
べったら漬とは?
べったら漬けとは、塩で下漬けした大根を米麹と砂糖で漬け込んだ漬物のことです。江戸の大根の浅漬けが発祥だと言われています。
べったら漬けの由来などについては、下のページで詳しくまとめています。
べったら漬の作り方
べったら漬をご自宅で作る場合の作り方、レシピは下のページで詳しくまとめています。
同じ大根の漬物のなかで、沢庵とべったら漬けの違いはどういったものでしょうか。
沢庵とべったら漬の違いは?
沢庵とべったら漬との大きな違いは、大根を干すかどうかです。沢庵は大根を干して乾燥させますが、べったら漬は乾燥させずに漬け込みます。この点が大きな違いです。
大根を干して乾燥させることを本漬けの前の下漬けと言います。また漬け床も異なります。甘酒を使う点もべったら漬のみです。
大根の漬物が変色したら?
大根は外見は変色せずに、中身が変色していることがあります。つまり、切手断面を確認すると、青くなっていることがあるのです。これを青変症と呼ばれています。
これは、高温・多湿などで生じる現象で、気温が25℃以上で起こりやすくなります。青くなった大根の色を脱色するには、レモン汁などをかけるのが良いそうです。
美味しい大根の漬物の作り方とは?
自分で作る場合は、簡単に用意できる、大根、砂糖、醤油、酢、昆布などを使います。もしくは、漬物の素的なものがスーパーなどで売っていますので、それらを使います。
食感が魅力的な大根のお漬物
大根のお漬物は、シャキシャキ、ポリポリと言った食感が楽しいお漬物の一つです。ゆずの香りがする柚子大根のお漬物やポン酢付、スパイスを効かせたインド風の漬物など、大根を使ったさまざまな漬物があります。
まとめ
今回は、大根を漬物にする作り方やその名称などについてまとめました。